ご挨拶

こんにちはCoyori(こより)というスキンケアのブランドマネージャーをしている、川上智子と申します。

Coyoriは10年前に 「生産者と消費者をつなぎたい」「日本の女性を元気にしたい」という思いを掲げて誕生しました。この思いは今もぶれる事なく、国産自然素材をたっぷり配合した、看板商品の「四季の美容液オイルシリーズ」は、ありがたいことに変わらず多くのお客様にご愛顧いただいています。

そんな中、「四季の塩」を作っている雄然(ゆうぜん)さんという方がいると、ご紹介を受けて、山口県油谷湾に行ったことがきっかけで、この「za you zen(ざ ゆうぜん)」は生まれました。



「za you zen」が誕生した背景

実は私は、6歳の長男と3歳の双子を子育て中でもあります。Coyoriの仕事にやりがいを感じつつも、3人の子供を育てながら仕事をする東京での生活は、忙しさに追われ、日々の暮らしに手いっぱい。自身の食卓に自信を持てるかというと、そうではない状況でした。

そんな中、雄然さんやその奥様のかみさんと出会ったこと、そしてこの地へ6歳の長男を連れて行ったことで、生きること、食べること、暮らすことを、立ち止まって考える大きなきっかけになりました。

人間には微量ミネラルを含んだ塩が必要不可欠であること。そのためには雄然さんが日本全国を旅して選んだ、山口県油谷湾の河川と海流がまじりあう汽水域という土地が重要であること。その海から汲み上げる、季節ごとの塩は味が異なり、旬の食材の味をぐっと引き立てる事。そんな事を初めて知りました。

そしてこの四季の塩が生活の中にあることで、忙しい中でも旬の野菜に塩をかけるだけで味がぐっと決まる嬉しさ、四季の塩や旬の食材を通じて、特に長男との会話が豊かさを増す実感を得ました。

そして私と同じように、都会で忙しく過ごしながらも、自然の豊かさを感じたり、子供と一緒に毎日の食生活をシンプルながらも豊かにしたいと考えている方は、きっといるのではないか。

そしてそれは「生産者と消費者をつなぎたい」「日本の女性を元気にしたい」というCoyoriの想いとも重なると考えるようになりました。

そして雄然さんの、塩づくりに欠かせない雄大な自然を守っていきたい、地球を変えていきたい、そのために寺子屋のような場を創り、この想いに共感してくれる仲間を募りたいという願いも受けて、雄然さんの名前を冠しながら、場所を意味する「座」「あなたのお膳」、無駄をそぎ落としたシンプルながらも豊かな「禅」といった意味を込めた、za you zenを立ち上げることにしました。



「za you zen 四季を愉しむ雪月風花コース」 のご紹介

「za you zen 四季を愉しむ雪月風花コース」とは、旬の食材と塩のレシピ付きカレンダーに加えて、1年間に4回、その季節の塩をお届けするコースです。また本コース申し込みの方向けに、オンラインでの塩の基本の使い方を学ぶ料理講座や、旬の野菜を使った料理イベント年に1回の油谷湾での親子で学ぶ、塩づくり体験ツアーなどを予定しています。

5歳~10歳くらいのお子さんをお持ちの方に特におすすめしたい体験ですが、大人だけでももちろん愉しんでいただけるコースです。


◆コースを通じて、愉しんでいただけること◆ 

①72候のカレンダーと四季の塩を通じて、食卓の野菜や魚から始まり、草花・虫・鳥などの四季の移ろいに自然と興味関心が高まり、親子の会話が広がります。

②子供にとって馴染み深い食事や調理を通じて、子供の創造性を育みます。

③旬の食材の味を引き出す塩を調理に取り入れることで、自然と濃い味付けから距離を置くことになり、味覚を育てることができます。また塩によるシンプルな味付けで食材そのもののうまみを感じられ、野菜好きを育てます。

④塩を作りながら自給自足で生活する、雄然さん・かみさんの人生を通じて、働き方・生き方の多様性と、仕事と生活の営みが地続きであることを、子供とともに体感できます。




この四季の塩を使うようになってから、長男は台所に立つ機会がぐっと増えました。

買い物に付いてきて「こんな食材を使ってみたい」と言ったり、野菜やレシピのお絵かきを楽しなど 、食や自然への興味が増し、創作意欲が増しているようです。実際に作った料理を、双子の弟たちが「美味しい!」と喜んで食べることが、また嬉しいようで、遊びの延長のように料理を愉しんでいます

毎日の「今日の夜ごはんなに?」攻撃が本当につらかった私にとって、トマトに塩をふりかけたり、ナスを塩でもむだけで喜んでくれる上に一緒に愉しみながら夜ごはんを考えてくれるようになった子供に、すごく助けられています。

そして子供がいない大人にとっても、毎日の暮らしが豊かになる変化があるようです。実際に四季の塩を生活に取り入れた、独身の20代後半の男性と、30代前半の夫婦二人暮らしのプロジェクトメンバーからはこんな声もあがっています。

食の嗜好が変わり、シンプルな食事が好みに。塩だけで野菜炒めや煮物の味も簡単に決まって、とにかく美味しい!焼いた野菜に塩をかけたり、塩煮だけでもこんなに美味しくなるんだと感動。

・季節ごとの塩が届く愉しみと、この塩を使って旬の食材で調理する嬉しさがあり、自炊の回数が増えた。無駄な調味料を買う機会が減ったし、料理が楽しい。

・スーパーで旬の食材を選ぶ機会が増えた。四季の塩と旬の食材を通じて、忙しい中でも、シンプルな食事で、日々の暮らしを調えられているという実感がある。 



コースで四季の塩をご準備する理由

「za you zen 四季の塩」は、雄然さんが作る塩の中から、の季節の味が一番際立つ最高峰の塩を雄然さんが選りすぐってお届けします。そのため1年を通じて四季ごとの塩を受け取り、四季を愉しんでいただきたいと考えています。

また雄然さんが作るこの塩は、四季ごとに海水を汲み上げた後、立体式塩田での塩の濃縮・薪をつかった釜焚き・天地返し・杉樽での寝かし・目視での選り分けといった、昔ながらの製法で手間暇かけて作ります。そのため増産が出来ないこともあり、予約式でお申込人数を把握したいと考え、コースでご準備することにしました 。

これだけ手間暇をかけるのは、塩を太古の海のミネラルバランスに塩を近づけようとしているため。

人類の起源は海にあり、約33億年という長い間、生物は海の中にしか存在しませんでした。 生物が地上へ上陸したのは約5億年前。上陸したことにより、日々失われていくミネラルを、何らかの方法で補給しなければならず、海水を煮詰めて海と同じミネラルバランスの塩を作り、体に取り入れることで、体液のバランスを維持してきました。

ですが現在多く流通する塩は、工業用にも使える純度の高い塩化ナトリウム(NaCl)を精製するために、その割合が99.87%と多くを占めています。その結果、本来海に約85種以上も存在しているはずの多数の微量ミネラルの含有量が少なくなっています。

そのため雄然さんが作る塩は、この太古の海のミネラルバランスに近づけることを目指しているのです。


塩と一緒にお届けする、七十二候の旬の塩レシピ付きカレンダー

さらにこの四季の塩をより愉しんでもらうために、カレンダーもご用意しました。約5日ごとの鳥や虫、植物、天候などの様子の変化を短文で表す七十二候(しちじゅうにこう)。身の回りの自然に思わず目をこらしたくなる、四季よりも細やかな季節のうつろいを表した、旬の塩レシピ付きカレンダーです。

たとえば11/27~12/1の候のことば、「朔風(きたかぜ)葉(このは)を払う」とは、冷たい北風が木々の枯れ葉を散らす様を表したもの。「朔」という字には「北」という意味があります。

そして、この時期の旬の食材は「蓮根」。イラストは、この旬の食材をモチーフに、普段目にすることのない生態も含め、いきいきと描いています。さらに普段通りの日常「ケ」の日を、旬の食材を使った塩レシピで楽しめるサイトも、カレンダー内にQRコードでご用意しました。 

このカレンダーの他にも、本コースお申し込みの方向けには、基本の塩の使い方を学べるオンラインイベントや、夏休みの油谷湾での塩づくり体験ツアー、東京での旬の塩レシピ調理イベントなども予定しています。


「za you zen 四季を愉しむ雪月風花コース」 に関する注意事項

・本コースは、初回にお支払いを頂き、1年間をかけて四季ごとの塩をお届けするコースです。そのため返品や返金は承れません。

・製品に万が一不備があった場合は、交換を無償で行います。

・本コースは、次年度は自動継続更新となります。希少な塩のため、コース申込の方の塩を優先的に確保する狙いですが、ご不要の場合は4回目の塩をお受け取りされた月末までにご連絡いただけましたら、解約を承ります。解約の場合のご連絡先は、コースお申し込み後にご連絡いたします。


雄然さんからのメッセージ

「たとえば春の塩は、その時期の海水に海藻が多いから藻塩のような海藻の味が強く出る。夏の塩は梅雨の雨によって、森の栄養が出てきて旨味がしっかり出ます。秋は旨味と塩味のバランスが一番よくておむすびに合いますし、冬はスッキリした雑味のない味で旨みの強いお肉やお魚などが合います。原生林が多く残る山に囲まれた海だから、四季ごとの塩の違いがしっかり出るんですね。
うちの塩の特徴はストライクゾーンが広い事。入れすぎても、足りなくても、それなりにちゃんと美味しくなる料理人いらずです。旬の食材に焼くか煮るかして塩をかけるだけ、というシンプルな調理をぜひ味わってみて欲しいですね。

20年以上前に自給自足の生活をしようと考えたとき、最初は米や大豆が一番大事だと思っていました。でも根本的に考えたときに塩がもっと大事だと気付いたんです。水が欠けても塩がかけても1週間しか生きられないけど、塩と水がそろってたら一ヶ月は生きられます。水はそこにあるけど塩は作らないといけない。人間にとってそれほどに、塩、そしてミネラルは大切なものだと考えています。

そして海は僕たちの体液のもとであり、僕たちと繋がっています。これを知らず知らずのうちに僕たちは汚していますが、生活と環境は切っても切れません。環境問題を伝える活動として、実は塩作りが一番わかりやすいと思っています。 海を大切にすることも、塩作りを通して伝えたいですね。


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お寄せいただいた応援のメッセージ


株式会社MBA-Lab.

代表取締役 ブランディング&クリエイティブディレクター 刈谷裕子様


Coyoriとのご縁は、ブランドの誕生前に遡ります。ブランディングやクリエイティブのサポートを続け、早いものでブランドマネージャー川上さんとのお付き合いも、丸10年を過ぎました。

友人を通じて百姓庵さんを知り、 雄然さんに連れられ油谷湾にある浮かぶ俵島が望める絶景スポットへ。五感を解放し、雄然さんからの心身に沁みる幾多ものインプットがあまりにもセンセーショナルで、その際にブランドのコンセプトとビジョン、いわゆるブランドの魂が鮮やかに脳裏に浮かび、感動しっ放しで鳥肌が立ったのを今でも覚えています。「Coyoriに“春夏秋冬の塩”を紹介したい」「Coyoriと百姓庵をつなぎ、新しいブランドを創りたい」「雄然さんの思想を未来につなげたい」と再び直感で感じ、数ヶ月後、川上さんへ雄然さんをご紹介したことから「za you zen」は生まれました。

実は最近、“雄然さんの塩”が底をついてしまい、仕方なく随分以前に使っていた天日塩で料理をしてみたところ“雄然さんの塩”ロスに陥りました(笑)希少で貴重なこの年間コースを機に、五感をひらいて自然のリズムと心身が調和する感覚、調身調息調心(ちょうしんちょうそくちょうしん)に導く調身料を、是非とも愉しんで頂きたいと願います。


スマートエイジング研究所 株式会社 RKL
代表取締役 理学療法士・農家   姫野 宏様

雄然さんの創るにがりの用途を研究するようになったのがきっかけで、念願の対面を果たす事に。職人同士、それぞれの道を追求し次の世代へ引き継いでいくことの重要性を語り合い、特に共感した話題は、いかにして子ども達に生きる力を与えていくかという教育論でした。

私が雄然さんの塩を真っ先に味わって欲しいと思ったのは、子供たちです。「za you zen 四季の塩」は素材そのものが持つ“ほんまもん”の味を引き出します。“ほんまもん”を味わうということは、私たちが自然の営みの中で生かされていることに気付き、感謝する心を養うことにつながります。雄然さんの創る塩は、口にした瞬間『海』が拡がります子どもの頃に「海のにおい」で喜んだ記憶も呼び醒まされ、その味を知ればまず興味が湧いてきます。四季の塩と旬の食材を調理して四季を味わうことで自然に対する想いを馳せることが出来たなら、必ず油谷湾に行きたくなります。

是非「za you zen 四季の塩」と「za you zen 四季を愉しむ雪月風花コース」を通じて、“ほんまもん”を多くの皆さまに味わって頂きたいと思います。


IMAGINE INC. 代表取締役 吉武大輔様

共通の知人に紹介されて出会った8年前、なんて素敵な方々なんだろうとやさしく温かな気持ちになった事を覚えています。単に自給自足や田舎暮らしをしているわけではなく、自然の循環や地域のこと、未来の地球のことまで見透した上で、百姓としての暮らし方、生き方、在り方を極められている雄然さん。「塩」という創り手の心と技術が、最もシンプルに表現される素材を扱われているのも必然ではないでしょうか。みなさんの身体と心のリズムが、自然のリズムと調和する感覚をぜひ楽しんで頂ければ幸いです。


マフィンとパンのアトリエ C'est mieux(セミュー)

代表取締役 チーフブーランジュリエ 佐々木一彰様、取締役 チーフコンシェルジュ 佐々木裕子様

油谷の海を両手で抱っこするような特異な地形の湾内で作られている、自然の恵みたっぷりのお塩の味を知った時の衝撃は今も鮮明に憶えています。春夏秋冬4つの味は、比べてみるとなるほど個性が違います。その塩を使ってパンやマフィンを作ると、なぜか自分の心まで豊かになるのが不思議です。自然の恵みへの感謝、雄然さんはじめ塩作りに関わって下さる全ての方々への感謝、そしてお客様に美味しいパンをお届けできる喜びが自然と湧いてきて、心が温かくなるのです。本物の豊かさを教えてくれるとても素晴らしいキッカケになると信じ、心からエールを送ります!


ロイヤル・ジョー・エンスケデ 日本支社代表 藤原 司様

初めて百姓庵に訪問したとき、向津具半島はとても美しく、山と海に囲まれた百姓庵をすぐに好きになりました。塩工房にて出来立ての塩の結晶を手のひらに貰い、パクっと味わったらびっくりするほど味が強く、おもわず「キャーっ」となったのを覚えています。百姓庵訪問後、教えられたように摂取する塩を意識することで実際に身体のコンディションが調った感覚があり、一番身近な食べ物の重要性を実感。余談ですが、ウルトラマラソンの55㎞地点で百姓庵の塩を舐めたときに、人生で初めて五臓六腑が喜ぶという感覚を味わいました。皆さんにも是非、真の塩を味わって頂きたいです。


最後に

本プロジェクトは、自然が育む四季の塩を通じて、日本の自然の豊かさ・人間が自然の一部であることの実感を、ぜひ一緒に体験してほしいと思い、企画しました。

そのためご支援金につきましては、本コースをより愉しんでいただくためのイベント開催費や、クリーンビーチ活動費、また本コースにお申し込みいただける人数を、ゆくゆくは増やせるような設備増産費用として活用させていただきます。

また本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。本プロジェクトに支援いただいた方は、Coyori会員規約に同意したものとし、Coyoriの会員登録をさせていただきます。 Coyori会員規約、個人情報の取り扱い規約に同意のうえ、お申込み下さい。

「ご利用規約」「個人情報の取り扱い規約」

一人でも多くの方に、「za you zen 四季を愉しむ雪月風花コース」 にお申し込みいただけることを願っています。

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