基本的にオイルだけでつくられている美容オイルは、皮脂や肌の脂質となじみやすい特長があります。一方で乳液やクリームには、水や保湿成分、乳化剤などさまざまな成分を含有。この組成の違いによって、それぞれにメリット・デメリットがあります。
美容オイルのメリット①うるおい実感が高い
乳液やクリームに比べて油性成分の割合が多いので、肌内部のうるおいをしっかり閉じ込めることができます。
美容オイルのメリット②肌の柔らかさが高まる
乳液やクリームは、乳化剤によって水と油を混ぜ合わせています。水や乳化剤を含まない美容オイルは、油性成分がダイレクトに肌に密着。すばやく肌を柔らかくします。
美容オイルのメリット③美容成分が浸透しやすい
肌との親和性が高いオイルは肌を柔らかくして角質奥*まで浸透するので、美容液と一緒に使うと同時に奥*まで引き込んでくれます。
美容オイルのメリット④密閉感がないのにしっかりうるおいキープ
皮脂と構造が似ている美容オイルは、生まれながらの皮脂膜のように、肌本来のバリア機能を守ります。重みがなく自然にスーッと伸び広がって、水分の蒸散をブロック。ストレスフリーな状態で、紫外線などの外部刺激からも肌を守ります。
美容オイルのメリット⑤肌に不要な界面活性剤を含まないものが多い
乳液やクリームのように乳化する必要がないので、界面活性剤を使わずにブレンドすることができます。肌に必要なものを厳選して、刺激になりにくい優しい商品に。
5つものメリットがある美容オイルですが、長所と短所は裏表だったりするもの。乳液やクリームのほうが優れている点も紹介します。
乳液やクリームのメリット①べたつきを感じにくい
水やその他の成分を含むので、美容オイルのように油性成分が直接肌につくことがありません。
乳液やクリームのメリット②肌を密閉して乾燥や刺激を徹底ブロック
よくなじむ美容オイルに比べて肌表面に留まりやすいのが特長。肌にフタをするようにしっかりと油膜をつくり、水分蒸散を防いで外部刺激から肌を守ります。
意外かもしれませんが、
- ひどく乾燥するときは乳液やクリームで密閉
- 毎日のスキンケアに取り入れて、美肌をベースアップするなら美容オイル
といえそうですね。
美容オイルをさっそく取り入れるなら、どんな人が、どんなタイミングで取り入れるといいのか紹介します。
*角質層のこと